毎月(できれば(笑))シェフが思うことをちょっとだけつぶやきたいと思います☺ あたたかい目と広いお心でお付き合いください<(_ _)>
2025年1月の新年最初のつぶやきは 「美味しい」です♡ 「美味しい」と聞いて連想するお料理は何でしょうか? まさに人それぞれだと思います 食育の観点からも味覚学的に味覚とは経験からくるものが多く 親兄弟姉妹パートナーでも味覚はそれぞれ各個人のものであるといわれます よって「美味しい」美味しく感じるものも人それぞれなのです しかし知恵が先立つと 珍しいから 高いから 民が言うから 有名人が行ったから等によって惑わされるものです また先の通り経験値によって「美味しい」の感じかたは大きく変わります レサンス.ベーの前菜にあります 「マグロと苺」や「馬肉のカルパッチョと苺」などはイメージする苺の風味と マグロや馬肉の風味をイメージすると… そのイメージから先入観を持ったまま口にすると… しかし味覚から感じ取ると色々な仕掛けがされているそれぞれの食材の風味を感じながら さらに食材同士の「調和」に驚くことでしょう☺ さらにワインに関しても 「重いワイン」とはどんなワインでしょか? 一般の方にとってニューワールドやフランスでは「重いワイン」のイメージが異なる場合もあります また「渋み」や「酸味」も人によって感じ方が違います もちろんお料理の組み合わせによっても変わります(感じていただけたなら!) あるフランスの有名な三ッ星シェフが仰っていましたが 「どんな有名シェフが素晴らしい食材だと言っていても自分にとっては関係がない! 大切なのは自分が作る料理に最適な食材であるかどうかということです」と仰っていたのが印象的で 若いころに師匠に言われたことを思い出しました やはり「個」重視するお国柄です 私個人的には奇をてらった行き過ぎはどうかとも思いますが お店の部類にもよりますが やはりお料理に驚きは欲しいと思います 出てきたお料理を見て味の予測がつくお料理よりも 予測を裏切ってくれるお料理は楽しく思います ただそれを「美味しい」と感じるかどうかはやはり経験や受け入れることができるかによるところだと思います どうか「美味しい」の重要を広めてみてください きっと食との向き合い方がより楽しい方向に変って行くのではないでしょうか☺
※食育 味覚に関してご興味のある方は専門調理食育推進指導員の資格を持つシェフにご質問ください☺